サイトトップ > 肝斑の外科的治療
肝斑の外科的治療
肝斑の外科的治療は内服薬などであまり効果が出ない時の治療法になるわけですが、よくシミの除去にレーザー治療が出てきますが、実は肝斑を治すことはできません。レーザーの光が有効なのは、紫外線によるメラニン色素の沈着が原因の老人性色素斑など外的要因が原因となるシミで、肝斑の場合はホルモンなどの内的要因が原因となるシミですから、レーザーの光では除去できないのです。
従って外科的療法としては高周波での焼灼、液体窒素による冷凍凝固などが中心となっていますが、最近では、肝斑アクシダームという治療法も登場しています。これは肝斑に効果的な有効成分を肌の奥までダイレクトに送り届けることができる治療法で、ヤグレーザーを照射し、アクシダームでトラネキサム酸、ハイドロキノン、APPSなどの薬剤を導入していくもので、最後にビタミンCを塗布することもあります。
こうしたアクシダームの肝斑治療に加えてカーボンピーリングや、ソフトレーザー、外用薬治療などを併用することが多いようで、これは各人の肌の状態によって変わってきます。
ケミカルピーリングではラクト(乳酸)ピーリングが注目されています。これはピーリング直後から、肝斑の色素が抜けているのがわかるということで、他にもMAXⅠピーリングは肝斑用の特殊なシャドウオイルを使って肝斑にYAGレーザーを照射する方法で、更にはSPイオン導入法など、治療の技術はどんどん進歩しています。
肝斑の原因と予防および対策